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「環境」に視点置き分析

「住育の家」に学ぶ キッチンで分かる夫婦の仲良し度

家族だけでなく、お客さままでが自然にキッチンに立ち、料理を手伝ったり片付けをしてしまう「仲良しキッチン」
家族だけでなく、お客さままでが自然にキッチンに立ち、料理を手伝ったり片付けをしてしまう「仲良しキッチン」/写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回から2回にわたって、キッチンをテーマに住育力を高めるヒントをお伝えします。
「キッチンは、命です」。あるテレビ番組に出演した際に、母が言った言葉です。
キッチンは「食事をつくる」場であり、食が家族の健康に影響を及ぼす事を考えれば、”命”と言うのも過言ではないように思います。
それに加えて、実はキッチンのあり方には夫婦関係も反映するのです。
住宅の相談を受ける中で感じているのは、キッチンのオープン度が高ければ高いほど夫婦の間に隠し事がなく、仲が良いということ。

みなさんのご家庭はいかがでしょうか?
なぜキッチンのあり方が夫婦仲に関係するのか。

例えば、独立型の場合、リビングダイニングで家族や親族がだんらんしているとき、
一人だけキッチンで料理をする夫人の気持ちを想像してみてください。
笑い声から楽しそうな様子は感じられても、話は聞こえないし参加できない。一人だけ取り残された孤独感を感じます。
そんな小さな不満の積み重ねが、夫婦や家族のわだかまりにつながるのです。

自然に手伝いたくなる

わが家のキッチンは、リビングダイニングの続きにある対面式の半オープンキッチンです。
常に子どもに目が届き、お客さまを招いてパーティーをする際にも、料理しながら会話に参加したいとこの形にしました。
私が作業する手元が見えてはお客さまが落ち着けないだろうと思い、カウンターは少し高くしました。
しかし、家を建てた当時3歳だった息子が大きくなり、下に娘も誕生したら…、手元を隠したことを後悔しました。
家族までがお客さまになってしまったからです。
夫や子どもたちに家事を手伝ってもらうために、褒めたりルールを作ったりとかなり苦労しました。
見せることは学ぶこと=真似ぶこと。キッチンに立つことで家事も得意になります。

一方、隣に住む母の家のキッチンは、手元も全て見えるオープンキッチンです=上写真。
母は「仲良しキッチン」と命名しました。
なぜなら、家族だけでなく、お客さままでが自然にキッチンに立って料理を手伝ったり片付けたりして、みんな仲良くなるからです。

まずは「料理を楽しむ」「家族仲良くする」など、
環境に視点を置いて自宅のキッチンを分析してみると、改善すべきことが見えてくると思います。
人や生活習慣を変えるのは難しいですが、住まい環境を変えると簡単に、人にも家族関係にも変化が生まれます。

 

キッチンの壁を取り払って、空間も心もオープンに

キッチンの壁を取り払って、空間も心もオープンに/写真

 

【毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1594号2016年7月22日紙面から掲載」】
http://konoie.okinawatimes.co.jp/info/column/8688/

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宇津崎友見(うつざき ともみ)宇津崎友見プロフィール
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