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「住育の家」に学ぶ「間取りと空間使いの工夫」<1>

家を建てる前に考えること

執筆者/宇津﨑友見

一番快適になるようにこだわったLDKは団らんの中心。家族だけでなく友人や知人もワイワイ集い、笑いが絶えない
一番快適になるようにこだわったLDKは団らんの中心。家族だけでなく友人や知人もワイワイ集い、笑いが絶えない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから家を建てる、家やマンションをリフォームしようとお考えの皆さん。
理想の住まいができるなんて、ワクワクしますよね。
家づくりを考えるとき、家の広さやデザイン、予算や構造、機能などに目がいきがちですが、
その前に必ずしてほしいことがあります。
それは「どんな暮らしをしたいのか」を考えることです。
「家族の暮らしに合わせた家」をつくる。
それが幸せを感じる住まいを手に入れる一番のポイントだからです。

わが家は24坪、木造2階建ての6LDKです。
「笑い声が絶えない」「家族の気配が分かる」「みんなが仲良くなる」をコンセプトに、2000年に建てました。
1階は、玄関から真正面の位置に家族が集うLDKがあり、キッチンは対面式です。
仕事をしていても子どもたちに「お帰り!」が言いたくて、玄関の西側に私の仕事部屋(SOHO)を、
東側には、正月や節句行事などの際に第2のリビングとして活用できる和室を設けました(図)。

2階はプライベート空間。寝室と子ども部屋、家事室、水回りがあります。
家を建てるときに「家族の暮らし」を考えた結果、築16年を経た今もコンセプト通りの暮らしができています。

1階平面図
1階平面図

今の住まいから振り返る

これから家を建てる、リフォームするという方はまず、
今住んでいる住まいの間取りや空間の使い方から、
家族の関係性や暮らしを振り返ってみてください。
その上で
「これからどんな暮らしをしたいのか」
「どんな家族関係でありたいか」
「家族それぞれの幸せ、夢って何?」
と考えてみましょう。
そうすることで子どもが自立した後、老後までも
リフォームをすることなく快適な暮らしが得られると思います。

ご自分の住まいの環境と暮らし、心を見つめ、
より良い暮らしに変えていく力、それが住育力です。
これは家づくりやリフォームをお考えでない方にとっても、
いまの住まいを暮らしやすく、快適に整える上で大事な視点です。
これから一緒に住育力を高めていきましょう。

これまで11回にわたって伝えしてきた住育の視点を踏まえ、
今号からは、家事だけでなく子育てから介護まで楽にできて、
家族が仲良く支え合い、長く快適に住み続けられる住まいづくりについて紹介します。

【毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1581号2016年4月22日紙面から掲載」】
http://konoie.okinawatimes.co.jp/info/column/8688/

 

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